〜作品にもう一度寄り添う時間〜
学期末や長期休みになると、学校や園から子どもたちの作品や工作がどっさり。
「かわいくて捨てられないけれど、飾る場所も置き場所もない……」
こんなお悩みありませんか?
そのままにしておくと、部屋が散らかるだけでなく、作品が壊れたり、「これ、誰のだっけ?」と分からなくなったりしがちです。
そこでおすすめしたいのが、子どもと一緒に進める「わが家のお片づけ会議」です。
親子で楽しみながら作品を無理なく整理する手順と、保管のコツをご紹介します。
「お片づけ会議」とは?
親が「捨てる・残す」を決めるのではなく、子どもと一緒に作品と向き合い、どうするかを決める時間のことです。
作品を広げて、こんなふうに声をかけてみましょう。
進め方のポイント
- 「捨てる」ではなく「どう楽しむか」で考える
- 子どもが「いらない」と言ったものは、気持ちよく手放す
- 迷うものは、無理に決めさせない
単なる作業にせず、作ったときの思い出を聞く時間にする、すなわちコミュニケーションの場にするのが成功のコツです。
飾って、楽しんで、入れ替える
「残したい」と決めた作品は、期間を決めて家の中に飾りましょう。
レイアウトを子ども自身に考えてもらうと、満足感や自己肯定感も育まれます。
おすすめの飾り方
- 廊下を「おうち美術館」に:額縁がなくても、マスキングテープで壁に貼るだけで立派なギャラリーになります。
- 子ども部屋に専用コーナーを:棚や壁の一角を「作品スペース」と決めて並べます。
- 定期的に入れ替える:飾れる数に上限を決め、入りきらなくなったら新しい作品と交代します。
なぜ「早めの整理」がおすすめなのか
持ち帰った作品は、できるだけ早く整理するのが鉄則です。時間がたつと、こんなことが起こります。
- 誰の作品か分からなくなる:兄弟姉妹がいる場合、名札が外れたり文字が消えたりして、見分けがつかなくなります。
- 作品が傷んでしまう:作品自体が劣化・変質します。乾燥で変色したり、湿気でカビが出たり、作品自自体が変わってしまいます。大きな立体物は、固定したまま長く置いておくのが難しく、置いておくと破損につながることも。
- 部屋や棚を汚してしまう:作品の中には、自然の物を素材としているものもあります。葉っぱや木の実、砂や泥といったものは乾燥して割れたり、作品からはがれるなど、部屋を汚してしまう恐れがあります。
持ち帰った直後か、休みに入ったタイミングで、早めに仕分けしてしまいましょう。
手放す作品・残す作品の整理ルール
仕分けのあとは、次のルールで整理します。
① 飾り終えた作品・大きくて保管できない作品 →「デジタル作品集」に
スマホやカメラで写真を撮ってデータにします。作品だけでなく、作品を持った子どもの姿も一緒に撮っておくのがおすすめです。
フォトブックサービスで年に1回「作品集アルバム」にまとめれば、家族みんなでいつでも見返せる思い出になります。
② どうしても実物を残したい作品 →「年別ケース」で管理
厳選した作品だけを、コンパクトに保管します。
使うもの:A4〜B4サイズのジッパー付きファイル、または浅型のクリアケース
分け方:子どもごと・学年ごとにケースを分け、ラベルを貼る
ルール:「このケースに入る分だけ」と上限を決める
迷ったときは「保留箱」へ
「捨てたくないけれど、飾る場所もない……」と迷ったら、無理に決めなくて大丈夫です。
「保留箱(メモリーボックス)」を作って、その中にに入れておきましょう。
1.シンプルな段ボールや収納ボックスを1つ用意して「保留箱」にする
2.迷った作品を入れ、半年後や1年後の日付を書いた付箋を貼る
3.期限が来たら、もう一度子どもと一緒に箱を開ける
時間がたつと気持ちが整理されて、「もう写真だけで大丈夫」と手放せることがよくあります。
片づけは、思い出を育むコミュニケーション
作品整理の目的は、部屋をきれいにすることや、物を減らすことだけではありません。
「これ、作るの楽しかったんだよ」
「ここ、がんばって工夫したんだ」
そんな会話を重ねて、親子の絆を深めることが一番の目的です。
「きれいに分類しなきゃ」というプレッシャーは手放して、まずは持ち帰った作品を広げ、お子さんと笑顔で話す時間をつくってみてくださいね。
あなたのお家では、作品はどうしていますか?
